日記(12/14と15)

12/14 FさんHさんと打ち合わせ。橋本にて。楽しい。関係ない話に寄り道しながら。その後新宿に移動して2人加わって飲んべえ横町にて飲む。チーズの大葉揚げフライがおいしい。とろりとなったチーズが。他のヒトは高円寺や西荻窪に暮らしているので、中央線に移動して2軒目へ。私は帰ることにした。
12/15 第五回『能楽事始』@国立能楽堂
主に学生に向けた能の特別公演。事前に現代語訳や演者の動きが欄外に書き込まれている台本が送られてきて、それを読み込んでから参加するもの。演目は『藤戸』。これまで『石橋』『土蜘蛛』など獅子に変身して大きく狂ったように舞ったり、蜘蛛の糸をシャーッと投げたりとダイナミックな演出が組み込まれたお楽しみポイント明確編を観ていたので、そういったところがひとつもないこの演目は好きだった。大掛かりなことが急に始まってしまうと、せっかく自分なりに積み重ねてきた観ていた時間がヒョイッと何処ぞヘ持って行かれてしまうことが多いから。一瞬一瞬はとても長く濃く、強く感じられるのに作品全体としての体感時間はとても短かった。お面を着けると半分人間で半分人形、半分命があって半分死んでる、すごく不思議な感じ。別にお面の方がいつも死んでる側ではなくてお面が生きてる側になることもあって、亡霊とかにはやっぱり抜群アイテムなのかも。

それにしてもこの日、鍵をなくしてしまった。ショックショック。年末ショック。