夜桜能

夜桜能のチケットが届いた。去年はじめて行ってとてもよかったので、今年も。
去年はさくらがちょうどいい具合で、その軒下の出店で一杯(いや二杯くらい)飲んで、文字通りのほろ酔いで観た。ぬるく吹く風や照明が桜の花びらをすかして見せる様子とともにゆっくりと流れる能の時間を感じる。時間という目に見えないものを体得する、という実感や、春には春の、夏には夏の舞台があるのだろうなと能の見え方に季節を重ねたのも初めてだった。