縁と繋がり

会社勤めの時の同僚Sと会う。一年ぶり。熊野のお土産を渡す。そこで彼女が熊野に度々足を運んでいたことを知り、驚く。以降寺社仏閣やそこで体得した感覚の話など。そしてSから長尾智子さんの料理本『長尾食堂』をもらう。とびきり嬉しい。
Sは結婚して一年が経って落ち着いていた。だんなさんのこと尊敬と信頼を根っこからしていた。私は自分のことをめんどくさく思うことが少なからずあり、彼女にも似た印象を持っていて、そういった人がどのような他人とどのように生活を一緒にするのだろうと心配や好奇心というほどの強さを持たずなんとなくの具合で思っていたけれど、あり得るのだなぁとしみじみ。正直、奇跡に近い気がした。でもきっとほんとに必要だったのだろうな。だからずっと大切にするのだろうな。
縁や繋がりについて、思考を向けないわけにはいかない時間だった。
またねって言わなくてもまた会う気がするへんな気分。