日記

12/23 庭の落ち葉拾いをして焚き火など。父に言われるままの方法で。じっと見られつつ、やるうちに楽しくなる。ほんとは父も自分でやりたかったのだろう。夜は久しぶりに母の惣菜ずらりを食べる。丸いがんもの含め煮と牡蠣の佃煮が特に美味しい。これらは習って帰ろう。
12/24 父が「今回は長く居るんだな」と言うので適当にお茶を濁す。気晴らしをしたくなった時のために山グッズを持参していて、なんとなくそれに着替えて出かける。愛知県民の森に行ってみた。最寄り駅から二時間半。新横浜から名古屋まで一時間半という時間尺度が距離尺度に重なってしまっているようで「愛知県てどれだけ広いの?」みたいなおかしな感覚になる。到着した先は私の田舎の原風景となっている両親の実家がある岐阜にとても似ていた(というよりは日本の7割は山って、ほんとそうらしいと思った)。人もまばらな電車内では正月用の餅が足りるかなどの話し声。耳心地よし。
12/25 雪が降った。明日かあさって岐阜は郡上八幡に墓参りに行くお遣いを命ぜられたけれど、厳寒が予想されて怖気づく。母と台所に立つ。いろいろ学ぼうと思ったのに、全部「適当だから」と言われる。メモること、無し。
買おうと思っていた『かくれ里』(白州正子著)を本棚に見つける。嬉しい。その隣に『歴史について 小林秀雄対談集』があり、先にそちらをめくる。とてもおもしろくてくいくい読む。もうすぐ夕飯。おでん、ほうれん草の胡麻和え、ひじきの煮たの。