薪能

昨日は、お昼間太陽全開。そんななか薪能の準備。手ぬぐい大活躍。タオル地よりも手ぬぐいの生地は汗を吸ったらその乾きが早いため。スポーツドリンクの美味しいこと。日焼けは、やっぱりあんまりしなかった。かな。
それなのに開場間近に雲が厚くなり、雷がごろごろいい出す。大きめの雨粒が落ちてくる。開場時間を遅らせて決行するかの判断をぎりぎりまで。雨よりも雷が命に関わるため、雷の具合を調べる。演目を変更して開演。しかし、雨も雷も軽くなることはなく、中断となった。
そういえば中断となる能を観たことがない。「悪天候のため〜」とアナウンスを入れ、舞台上の演者は何事もなかったようにくるりを後ろを向いてさらりと袖に去る。すすすーと例のすり足で。それがかっこよかった。でも薪能なのだし、雷のもと能を観ることができたらなんて幽玄さが増すのだろうと思った。残念。ぬるく吹いてくる風、雲の奥で低くなる雷の音、空に光る稲妻、地面に音を立てて落ちる雨とともに観れたなら。屋根付の舞台であれば可能だったかもしれない。やはり残念。
今日は後片付け。帰りにおいしいお寿司を食べた。

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狂言蚊相撲:途中まで
舞/景清:全部
能/天鼓:一部舞いのみ抜粋、それも途中まで