北アルプス2日目

1日目の蝶が岳で足がくたくたになってしまった。怪我したみたいに痛い筋肉痛は初めて。常念岳まではガレ場が続く。1時間半くらい進んで、引き返すことにした。しょんぼり登山。下山したら、かねてから宿泊してみたかった徳沢園に空きがないか聞いてみようと思った。
入り口付近の相部屋でも良ければ、と空いていた。うれしい。趣のある木の具合、評判通りの丁寧な料理。ほっとする山小屋。
夜は「夏の星空を眺めよう」というレクチャーに参加した。先生が「星を眺めるのは過去を見ているということです」と言っていた。何万年も前に発した光を今、受け止めているということ。
翌朝は4時に起きて「上高地の朝焼けを撮る」というカメラのレクチャーに参加した。でも、カメラは持っていなかった。良い朝焼けを知りたかったから。でもカメラを持っていないのは私だけで、「ここにカメラを持っていない人がいます!」みたいなかわいそうな人になってしまった。いろいろな人が「使っていいですよ」とご自分のカメラを私に手渡してくれた。はずかしかった。

徳沢園の前で冷やされていた信州のリンゴ。あまくっておいしい。

夜ごはん。野菜の揚げ浸し、手作り豆腐、イワナの塩焼き、ステーキなどが並んだ。

上高地の朝焼け(カメラの会の時)。

太陽が充分上がった頃、散歩。テントはキノコみたいでまるっこくてかわいい。

談義する猿たち。

それに加わらない猿。