土日月

土曜日。KAATにて、グザヴィエ・ル・ロワ『Self Unfinished』。ソロパフォーマンス。真っ白な空間にテーブルと椅子と、一人の出演者。まずこのシンプルさで一つ目の好きボタン、オン。。(でも始まる前からとても力強い印象があった。シンプルにすることって潔さとつながってるからかな。開場するときには舞台上に居たあの出演者の、客席を「確かめる」ようなまなざしのせいかも。それに「シンプルにします」っていう主張が白にあった。)
一人なのに二人に見えたり、床を這う手が女性の手に見えたり、いろいろな「見え方」の次々。今見ているものは実はこのように写ることも可能なんだっていう視点の提示(それは目の前の舞台で展開されていることに限らないに違いなく)。それらすべてにすごく緻密さと高い技術力を感じて、なのに通風口みたいな軽さも笑いと一緒にあり、だからすいーっと自分のなかに入ってくるけれども、その裏にある計算や実現するための試行錯誤の跡がじっくりと残る。

日曜日。久しぶりにMちゃんに会う。ぼそぼそと話す感じが変わっていなくて好き。基本的に話し方に抑揚がない人は好印象。内側に問いかけながら外に話すような人。すぐに外にことばを出さない人。
で、そのMちゃんとはライブに行ったのでした。core of bellsおもしろかったー。がなるシャウトシャウト音楽も身体に音が震えて良い。帰り道MちゃんとMCリピートしてはお腹抱えて笑った笑った。

月曜日。仕事をして帰ってピーマンを焼く。ピーマンが焼けるにおいがこのところたまらなく好き。苦いにおいがほわほわしてくる感じ。ちょっと焦げ目が付くくらいにする。